浮世絵風 ラーン＝テゴス

『人の生き血を啜る怪物を仕留める 勇ましき女傑之図』今年最後の浮世絵風クトゥルフシリーズ、
今回はラーン＝テゴスさんです。

深夜に婦女の寝込みを襲う怪物が現れた。
鋏のような六本の足に丸い胴体、三つの目を持ち人の生き血を啜る
恐ろしき怪物であったが 気性の荒い娘によって返り討ちにあったという。
真に恐ろしき女の執念なり。

うっかり博物館に飾られたり、人を襲ったら返り討ちにあったりと、何かパッとしない旧支配者様。
語られる設定は物凄いのに、いまいち凄さが分からない！
体のフサフサが実は細かい触手で超キモイ！

 

浮世絵風 父なるダゴン

『深きものどもの父 海底より顕現す之図』浮世絵風クトゥルフシリーズ
今回は父なるダゴンです。

女好きの海神様で、魚人たちの父にして信仰の対象だと言われる。
生贄の女を捧げればその年の豊漁が約束されるという。
彼との関係が良好な限りではあるが・・・

この手の邪神様は関係が良好なうちは色々利益を与えてくれますが、
何かの手違いで一度機嫌を損ねると、村全滅くらいの喪黒福造的リスクを
孕んでいます。
ご利用は計画的に。

 

ばしゃフェス参加しました

地元のイベントということで、友人たちと参加してきました。
このイベントは何と駅の構内を貸しきって同人誌即売会とコスプレスペースをやってしまおうという企画。
今回はお試し開催ということで規模はかなり小さめでしたが、雰囲気よくて楽しかったです。
なかなか無いロケーションなのでコスプレの撮影とかにも最適ですよ。

これからもっと大きいイベントになってくれると、近くて嬉しいんですがｗ

イラストはコピー誌の1コマ、馬車道駅の擬人化キャラ『馬車道君』
僕は漫画描けないのでイラストコラム担当でした。


ばしゃフェス公式
http://basya-fes.com/

浮世絵風リビングデッド

『深夜女中を襲う流行り病の男』浮世絵風クトゥルフ？シリーズ

「流行り病の奇談」
諺に野暮と化物なしといえども夫もまた奇怪珍説なきにしもあらず。
この頃、江戸に奇妙な病が流行ったという。

はじめは高熱と咳、次第に意識が朦朧として死んだように動かなくなる。
そして暫くのちまるで夢遊病のようにふらふらと歩き回るという。
ある晩、さる御屋敷に年ころ奉公せし女中、夜半の頃寝所よりおきて厠に行しにおり
全身暗緑色の何者かに突然襲われる。

女中は驚きのあまり近所の家へ駆け込み、そのまま気絶してしまったという。家
人が女中を介抱して事情を聞き体を調べるとうじゃけた噛み跡が残っていたという。や
がて女中も病気となり親元へと引き取られたがその晩には動かなくなり、数
刻後にはふらふらと歩き始めたという。

元ネタは『髪切りの奇談』という妖怪画で超怖い。
インパクトありすぎてパロディーが残念な感じになってしまった・・・

 

浮世絵風シュブニグラスの落とし仔

『面妖なる歩く木』浮世絵風クトゥルフシリーズ
今回はシュブ＝ニグラスの落とし仔です。

黒っぽい体に山羊の様な蹄を持つといわれる。
飢饉の村に現れ捕らえられたが　飢えた村人によって食べられたという。
翌年からその村は子宝に恵まれたという。

僕の勝手な解釈ではシュブニグラスは気まぐれに飢えた人々にカロリーを与えてくれます。
一応、豊穣の神なので暫く人々は豊かに暮らしますが、数年後には異形の子供が生まれたり
疫病が流行ったりするフラグなのであまり頼りにしてはいけません。