『深夜女中を襲う流行り病の男』浮世絵風クトゥルフ?シリーズ
「流行り病の奇談」
諺に野暮と化物なしといえども夫もまた奇怪珍説なきにしもあらず。
この頃、江戸に奇妙な病が流行ったという。
はじめは高熱と咳、次第に意識が朦朧として死んだように動かなくなる。
そして暫くのちまるで夢遊病のようにふらふらと歩き回るという。
ある晩、さる御屋敷に年ころ奉公せし女中、夜半の頃寝所よりおきて厠に行しにおり
全身暗緑色の何者かに突然襲われる。
女中は驚きのあまり近所の家へ駆け込み、そのまま気絶してしまったという。家
人が女中を介抱して事情を聞き体を調べるとうじゃけた噛み跡が残っていたという。や
がて女中も病気となり親元へと引き取られたがその晩には動かなくなり、数
刻後にはふらふらと歩き始めたという。
元ネタは『髪切りの奇談』という妖怪画で超怖い。
インパクトありすぎてパロディーが残念な感じになってしまった・・・