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クトゥルー浮世絵『巨大な邪神に挑む東西大猫連合之図』 遠い昔、伝説の芳しき香木(かつお節)を求め西方の地「うるたある」より 旅を続けた猫達がいたという。 彼らは遂に香木がある東洋の島国に辿りつき、その地に集落を築いた。 香木を嗜みつつ繁栄を謳歌していた猫達であったが、その繁栄は永くは続かなかった。 巨大な邪神の出現により海が荒れ香木の材料を採ることができないという。 当初は怯えていた猫達であったが香木の無い生活に耐え切れず、 ここは我らが一肌脱ごうと邪神討伐を決意する。 各地に散った子孫たちを集結させ戦いの準備を整える猫達、 これが後の世に語り継がれる東西大猫連合の結成であった。 かつて海を渡りこの地に辿り着いた勇者たちの末裔と、海を荒らす巨大な邪神。 伝説の芳しき香木を賭けた戦いが始まろうとしていた。